体験談から【子持ちママの転職】面接での7つの注意点とは?
こちらでは、子持ちで転職面接を受ける方へ向けて、知っておきたい注意点をまとめました。
子持ちでブランクありから、転職をした体験談も交えつつ、またキャリアコンサルタントとして、自分以外の就職活動に携わって得た情報も盛り込みました。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
【子持ちママ】転職面接での7つの注意点
こちらでは、子持ちママの転職で、『面接で知っておきたい注意点』を7つご紹介します。
『まだ手がかかる子供がいても、働きたい。』そういった女性の面接の際、採用者は色々な点を危惧します。
特に、お子さんを預けられる体制や、家族やパートナーのサポートの有無など。
プライベートなことにも関わるので、採用担当者の方もその辺りのことは聞きにくいこともあるようです。
そんなとき、こちらから、相手の危惧を払拭できる対応ができれば、採用にグッと近づけます。
ということで、7つの注意点について、それぞれ詳しくご紹介します。
1、履歴書に子供について一言添える
『子供がまだ小さいor小学校4年生以下』で、子供への配慮が必要な場合は、履歴書の『本人希望記入欄』などに、子供について一言添えておきましょう。
応募する人の中には、子供がいない場合もありますし、すでに子供が高校生以上で手がかからない人もいます。
あなたの履歴書に子供についての一言を添えれば、その辺りの条件も踏まえた上で、面接へのオファーを出すべきかを、採用担当者は考えます。
面接当日、子持ちである点が、マイナスポイントにならないように、一番先に履歴書でその旨を伝えておくことが鉄則です。
具体的に私が、履歴書の備考欄へ記載した例分を、以下に掲載します。参考にしてみてください。
履歴書<備考欄 記載例>
小学1年の娘が1人おります為、就業時間のご配慮をお願い致します。(就業可能時間 10:00〜17:30)それに伴います雇用形態の変更などにも応じることができます。
※雇用形態の変更については、状況に応じて入れるか決めてください。(あくまで私の例ですのでもちろんイヤなら入れなくてよいです。)
2、子供を預かってもらえる環境が整っていることを伝える
『子持ちで就職活動をするということは、何らかの預かってもらえる環境があるのだろう。』というのは、面接担当者も想像すると思います。
ですが、面接で子持ちであることについて話題になった場合は、小学生以下なら、『何時〜何時までお預かりが可能か?』ということなど、できるだけ具体的に伝えましょう。
小学生以上であれば、『学童の利用の有無』や、その他のサービスを利用するならば、その点についても伝えます。
この点は、私の場合、履歴書に記載があることもあり、100%面接で確認されました。
また、祖父母が近くにいて、サポート体制があるならば、その点も伝えましょう。
面接担当者としては、せっかく採用しても、子供が理由で、業務に支障をきたすことがないかを気にしています。
しっかりした、サポート体制があると分かれば、子持ちである点が不採用の理由になる確率がかなり下がります。
3、希望の雇用形態をはっきりさせておこう
また、場合によっては、残業や休日出勤ができるかどうかも確認されます。
残業や休日出勤が可能であるか?もし難しいのであれば、その他の雇用形態でも採用を希望するか?
その辺りも、あなたの中ではっきりさせておきましょう。
基本は、募集する雇用形態で応募することです。
ですが、どうしてもやりたい仕事、働きたい企業であれば、募集要項とは違う雇用形態や条件でトライ(提案)してみるのも方法です。
要するに、自分のスキルと経験を持って、採用者と雇用形態や条件の面で交渉するイメージです。
事実、筆者は上述の履歴書の応募方法で、応募した全て(6社)で書類通過できてました。
ですので、希望雇用形態が合ってなくても、職務経歴書などの内容で、一定の評価があれば面接へ進めます。
ただし、面接では、そのような条件をのんでも、採用に値する人材か?という厳しい目が向けられますので、そこは覚悟の上で応募しましょう。
4、パートナーや両親の理解と協力を受けられることをアピールする
『パートナーや家族が、あなたが働くことに協力的か?』
意外にこの点を気に掛ける面接担当者が多いです。
というのも、あなたが働くことに対して、家族が協力的かどうかは、長く働いてもらう上では重要なことなのです。
家族が非協力的なら、そこが理由で、仕事を続けることが難しくなるかもしれません。
ですので、
あなたが仕事をするにあたって、家族や、パートナーの理解を得られていることを伝えるのは、かなり重要です。
プライベートなことでもあるので、できればこちらから主張した方が良いでしょう。
あまり詳しく伝える必要はありませんが、『パートナーの理解を得ている。』『協力的だ。』という一言を、さりげなく添えましょう。
5、これからのキャリアビジョンをはっきりと伝える
女性の場合、働くことに対して、どのようなスタンスなのか?という点において、かなり個人差があります。
その辺りが曖昧だったり、『とりあえず働きたい』というのでは、何か問題が発生したとき、『簡単に辞めてしまうのでは?』と思われてしまいます。
やはり、これから先のキャリアビジョンがはっきりしており、それに向けてこの仕事がしたい。
という気概を持っている人を採用したいと思うのは当然かもしれません。
『この先、仕事の上でこのポジションにつきたい。』とか、『こういった仕事にトライしたい』とか、前向き且つ、やる気が見える目標を主張すると高評価につながります。
6、必要スキルの自己啓発をしていることをアピールする
例えブランクや子供がない場合でも、これからの時代は、資格やスキルを取得しながら、キャリアUPをし続けることが必要になります。
『キャリアUPしながら、時代に対応しつつ仕事を得ていく』という姿勢が必須になるのは間違いありません。
ですので、面接の中で、そういった『あなたのスタンス』を見せることにも気を配りましょう。
(要するに、5と6は、モチベーションが高いことを主張しましょう。ということですね。 )
そして特に、前職からのブランクがある場合は、
休職期間中も、次の仕事へ向けての準備を、自分なりに続けていたことをアピールをしましょう。
例えば『資格を取得した』や、『資格取得へ向けて勉強している』などが、アピールになります。
取得した資格や、勉強中の資格については、『職務の中でこのように役立ちます。』ということを、付け加えることも忘れずに。
7、即戦力となることをアピールする
『即戦力となることをアピールすること』は、『子持ちであること以前に、中途採用ならば重要なポイント』です。
例えば『どのくらいの期間で仕事を覚えられるか。』ということや、『業務のどの点で、自分が役立つことができるのか。』など。
できるだけ、具体的に相手がイメージしやすいように伝えることが重要です。(←ここが成功すれば採用はかなり近いです。)
子持ち転職 その他の注意点
子持ち転職の面接では、『身だしなみ』についても、注意が必要です。
特に、ブランクがある方は、生活感がモロに出てしまうケースが散見されます。
どのような雇用形態、職種であっても、やはり転職面接で生活感はご法度です。
『身だしなみ』について、どの点に気を配るべきかも踏まえて、子持ち【転職面接】おすすめスーツと注意点で詳しくご紹介しますので、こちらも参考にしてみてください。
子持ち女性の転職に合った求人サイトをご紹介
もし、希望の求人がなかなか見つからないなら、以下を参考にしてみてください。
『主婦の場合』や、『30代後半〜40代あたり』からは、求人を選びましょう。
なぜなら、多くの求人サイトが、『独身の20代、30代〜前半』をターゲットにしている場合が多いから。
ということで、『40代女性や主婦や子持ちママ』におすすめの『求人サイト』を以下でご紹介します。
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【子持ち転職】面接での注意点〜体験談も交えてご紹介〜 まとめ
いかがでしたでしょうか。主婦・子持ちで転職する際、面接での注意点をご紹介しました。
採用者側からすると、『子供の面倒をみてもらえる環境が整っているか?』という点がポイントです。
さらに、それをクリアした上で、『あなたが求めている人材と合致する、実務能力があるか?』をチェックします。
ぜひ、参考にしていただき、お子さんもにっこりできる就職先、見つけてくださいね。
私の経験がお役に立てば幸いです。