医療事務「ニチイ」vs「ユーキャン」を比較!私のおすすめもご紹介
医療事務のニチイやユーキャンを比較してご紹介します。
医療事務事務の資格講座は多く、また取得できる資格がそれぞれ違うので、混乱している方も多いのでは。
ということで、併せて筆者のおすすめもご紹介します!
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
「ニチイ」VS「ユーキャン」医療事務資格講座を比較しました!
人気の医療事務資格講座のご紹介の前に、知っておきたい重要なポイントがあるので、先にご紹介します。
それは、医療事務資格は、資格講座の数だけあるってことです。
『は?』
ですよね。笑
医療事務に国家資格はなく、全て民間資格。医療系や資格系の企業や団体がどんどん資格をつくっています。
だから申し込む資格講座によって、目指す資格が変わります。
『じゃ、どれを選べばいいのよ?』
ですよね。
ちなみに『診療報酬請求事務能力認定試験』の資格取得には、
ヒューマンアカデミーか、フォーサイトに対応講座があります。
『でも、そんなのいきなり言われても信用できないし、私はニチイかユーキャンで探すのっ。』
という方もいらっしゃるかと思います。
そりゃあ、そうですよね。
ということで、以下ではニチイとユーキャンの『医療事務資格』を比較してご紹介します。
しっかり比べて、ご自身にベストな『医療事務 通信資格講座』をお選びください。
ニチイの医療事務資格講座
学習方法 | 通学/通信 |
ニチイで目指す資格 | 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) |
主催機関 | 一般財団法人 日本医療教育財団 |
受講期間(目安) | 3ヶ月 |
合格率 | 50~60% |
難易度 | ★★☆☆☆ |
料金 | 通学91,850円(税込) 通信47,850円(税込) |
特徴 | ・通学も通信も担任制。 ・通学は駅チカなので、通いやすい。 ・通学の場合、教室の見学ができる。 ・割引制度や分割払いができる。 ・通信は教材が多すぎる。 |
『メディカルクラーク』は、『一般財団法人 日本医療教育財団』の資格です。
病院団体・公益社団法人全日本病院協会と、試験の公正・適切な運営を図るために事業を提携しています。
ちなみに『メディカルクラーク』の資格取得対策講座は『ニチイ』ですが、実はハローワークでも取得できます。
ニチイの『メディカルクラーク』を取得した場合は、ニチイ系列の薬局などで働く方がほとんどのようです。
『メディカルクラーク』で検索すると、『ユーキャン』や『フォーサイト』へ飛ばされるページが上位表示されるので混乱しますが、それぞれ目指す資格は違うので気をつけましょう。
また『ニチイ』については、資格講座が『通学講座』を主にしてますので、在宅より『通学』で勉強したい方におすすめです。
ニチイ 医療事務の口コミ評判
医療事務ニチイの資格取得者の口コミ
医療事務で働きたいのですが採用されません!!どうしたら働けますか?ニチイで医療事務の資格を3ヶ月前にとりました。医療事務のパソコンの資格も取りました。ニチイでは仕事の斡旋もしてるというので毎月職業相談会に行っていますが、私の住まいが田舎のせいもあり紹介できる仕事がないという事で全然仕事の紹介は頂けません。勿論ハローワークでも仕事を探していますが中々採用されません。既に10件は落ちています。薬局、個人・大手の病院等、応募してはいますが採用まで結びつきません。これは私が年増〔35歳〕で子持ち〔12歳〕なのに経験がないからでしょうか?確かに1人の採用枠に対してすごい数の応募者が殺到しますから経験がある人や若い人等が採用されやすいのはわかりますが、それでも勤務期間の短い3ヶ月間勤務の所や日・祝勤務の所やパート勤務で数時間・数日間しか働けない所など、あまり条件の良くない所でも応募してるのに受からないんです!!以前パート求人で日・祝勤務の病院の求人に応募したら資格あり経験なしの私と、資格なし〔でもヘルパーの資格はある〕経験なしの30歳の二人だけしか応募者がいない時があったんですが、資格ありの私が落ちたんですよね・・・子供がいるで日・祝働く事に対して不安がっている様子はありましたが、そこは勿論「大丈夫です」とも答えたはずなんですがダメだったんですよね・・・ だから経験もないオバサンの私が働くにはどうしたらいいんでしょうか?私の住まいは本当に田舎で医療事務の求人はほとんどないんです。今3月だから普段の月よりは求人は出てる方ですが昨日・今日も落ちてもうすぐ4月で、今ほとんど医療事務の求人はありません・・・あっても受かりません・・・短期間でもいいので医療事務で働きたいんです!!経験がほしいんです!!諦めたくないんです!!実は医療事務の資格を取るのは今で2回目で1回目時も全然、働けなかったんです。でも、やっぱり諦めきれずに、主人の転勤で引越ししたのをキッカケにもう一回勉強して資格をとり今度はプラス、パソコンの資格もとって「これでどうだ!!」という意気込みで就職活動してたのでかなりショックで・・・・・もうどうしたらいいかわかりません・・・・
Yahoo!しごとカタログより引用
上記に対してのアンサー
医療法人で人事を担当しております。 医療事務を含む事務方の業務については、派遣・委託に任せている病院がたいへん多く、ニチイはその点でいえば業界最大手で、認定資格取得後は仕事はあります・・・と謳われています。 しかし、現実は質問者様もご存じのとおりです。 医療事務関連資格は様々あり、資格を持っている人もたいへん多く、飽和状態と言ってよい状況です。 国家資格と違って、その資格がなければ業務に就くことはできないというわけではありませんので、採用時のアピールには欠けます。 求人が少ないだけに、応募者が殺到し(実際当院でも、1名の正規雇用枠に200名近い応募のあった時もあります)、その中から就職を勝ち取るのは並大抵の事ではありません。 担当業務や配属部署によっては、資格も経験も必要ではありませんし、実際未経験のほうが指導しやすいと考える場合もあります。 職場の構成年齢によりますが、新人教育担当者より新人さんがはるかに年上の場合、指導し難いと考える場合も多々あります。 ある程度年齢が高くても、前職歴に事務職や接客経験があれば評価をしてくれる場合もあります。
Yahoo!しごとカタログより引用
ユーキャンの医療事務資格講座
学習方法 | 通信 |
ユーキャンの目指す資格 | 医療事務認定実務者(R) |
主催機関 | 全国医療福祉教育協会 |
受講期間(目安) | 通信:4ヶ月 |
合格率 | 60%〜80% |
難易度 | ★★☆☆☆ |
料金 | 通信49,000円(税込) |
特徴 | ・教育訓練給付制度対象資格。(学費の20%が支給) ・質問サービスあり。 ・テキスト中心だが動画やWebテストなどのコンテンツあり。 ・添削あり(3回) ・受講有効期限が8ヶ月。 ・分割払いあり。8日間返品OK。 |
ユーキャンの資格講座は、『教育訓練給付制度対象資格』ですのでこちらもハローワークで取得できます。
医療事務で利用する『医療診療報酬点数表』は2年に1度の改訂があるのですが、ホームページをよく読むと、『もし改定しても、あくまで試験はユーキャンの教材に合わせた内容で出題される』と掲載されています。
なので、こういうのは合格しやすい資格なのです。
ですので、初心者の方が初歩を学ぶために勉強するのであれば、おすすめなのですが、この資格を転職の武器にできるかどうかは疑問です。
簡単な資格を取得する人は、世の中にたくさんいます。なぜなら簡単だからです。
でも簡単な資格はみんな持っているので、採用の場では「ない」に等しい扱いなのです。。。。
ちなみにヒューマンアカデミー『たのまな』でも同じ資格で、対応講座があります。
ユーキャンのテキストもわかりやすいですし、メールで講師に質問も出来るので、50代の私でも頑張って3カ月で資格が取れました。試験問題は殆どテキストにはなく、覚えたものを繋ぎ合わせて解答するしかないです。だから反復してテキストを読み込むのが一番です。
みん評より引用
ただ、皆さんがおっしゃるように、資格を取ったからと言って実務経験がないと就職は難しく、30代までの未経験者にはお勧めです。
以前もユーキャンで医療事務講座を受けましたが、あまりに難しくて挫折。
みん評判より引用
ただどうしても資格を取らざるを得なくなり、もう一度医療事務講座を受講しました。なんか、前に比べて簡単になってるー!と喜んでたら、取れる資格の種類が変わってたんですね…。医療事務も資格が色々あるので下調べ不足でした…。ユーキャンで取れる医療事務の資格だと、町の小さな診療所で、未経験で働くレベルの資格しか取れないと思います。入院や手術など大きな病院に対応した内容は触りしか出てこないので…。
大きな病院で正社員!と思ってる方は少々高くても別の通信教育を探された方がいいかもしれません。
しかも、質問は一日3回まで、働くためにちょっとでも知識をつけたいと思って少しテキストから外れたことを質問すると、試験と関係ないことを質問するな、という内容の返信が来ます。今ユーキャンで勉強して、一応試験は受けますが、別の通信教育も受けてみようかなと思ってます。
おすすめの『診療報酬請求事務能力認定試験』の資格について
冒頭でお伝えしましたがおすすめの医療事務資格は、『診療報酬請求事務能力認定試験』です。
理由は、医療事務の資格はどれがいい?Yahoo!知恵袋から口コミを引用してご紹介で解説しています。
対応講座は、『ヒューマンアカデミー医療事務講座』か『フォーサイトの医療時講座』にもあります。
もし『診療報酬請求事務能力認定試験』の医療事務資格に絞って資格講座を探したい方は以下を参考にしてみてください。
医療事務の資格を独学できないかお考えの方へ
医療事務の資格を独学で取得できないかお考えの方へ。
もちろん、医療事務資格を独学で勉強するのもありです。
ただ、独学と通信講座を選ぶメリットとデメリットは、分かってから決めたほうが失敗がありません。
例えば、独学は金額的にはローコストですが、分からない点を自分で調べるには、かなりの労力がかかります。
独学と通信講座を比較してみました
医療事務の資格の試験内容などの詳細を確認したい方へ
そもそも、こちらでおすすめしている医療事務資格を『もうちょっとちゃんと知りたい』という方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、以下の記事で詳しくご紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
上述でご紹介した『メディカルクラーク』などの他の医療事務資格も一緒に『診療報酬請求事務能力認定』をご紹介しています。
Q & A 医療事務資格でキャリアをスタートしたい方へ
さいごに:キャリアコンサルタントから一言
いかがでしたでしょうか。『医療事務資格』の『人気資格通信講座』を比較してご紹介しました。
ちなみに『診療報酬請求事務能力認定試験(医科・歯科)』は、合格率は医科が31%で、歯科が38%です。
受験する際は、持ち込みは可能ですが、スマホなどの電子機器は禁止。
一方『診療報酬請求事務能力認定試験(医科・歯科)』以外の資格講座の合格率は60%〜70%位。そして、在宅で受験OK。
ということで、そんなところでも違いが出てます。
つまり、権威性の高い資格はやっぱりそれなりに『簡単ではない』ということですね。
とはいえ、全くの初学者から難しい資格を目指すのはちょっと・・・という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、上述しました比較的取得しやすい『医療事務認定実務者(R)試験』から取得するのもよいかもしれません。
もちろん、転職に武器になる資格を取得したいならば、それなりに権威性のある『診療報酬請求事務能力認定試験(医科・歯科)』資格を取得しましょう。
こちらの記事が、皆様の転職のお役に立てば幸いです。