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sophy(ソフィ)
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】 ・産業カウンセラー【資格保有】
某セレクトショップ店長経験あり。国内外の30以上のブランドを取り扱い、セレクトも担当した経験を持つ。
アパレル系企業で人事・スタッフ育成を担当したことをきっかけに、30代でキャリアコンサルタントの資格取得。40代で人材派遣会社へ転職する。
現在は夫が経営するショップの運営に携わりつつ労務管理を担当。50代目前のアラフィー。
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書類通過間違いなし!【30代女性】職務経歴書の書き方とコツ

こちらでは、30代女性だからこその、職務経歴書の書き方とコツを、キャリアコンサルタントの立場から自身の転職体験談を交えてご紹介します。

(6社に送付して、6社とも書類選考を通過した筆者オススメの書き方です。)

30代は、社会人としてある程度経験があり、そしてこの先も職業人として長いであろう年齢です。

ただし、女性の場合は結婚・出産が絡むことが多く、順調にキャリアを積むことができず、悩む方も多いのも事実。

とはいえ独身女性ならよいのかというと、やはり女性だからということで、採用者が危惧することもあったり・・・

ということで、そんな30代女性ならではのバッググラウンドを踏まえつつ、30代女性が職務経歴書を作成するにあたり、書き方とコツをご紹介します。

私が書きました
ソフィー

・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】

企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく


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30代女性が職務経歴書を作成する前にやるべきことは2つ

職務経歴書を作成する前にやるべきことは、大きく分けて2つあります。

1つ目は、『自己分析』です。そして2つ目は『企業理解』。

この2つをしっかりすることで、かなり的を得た職務経歴書を作成できるはずです。

なぜなら

企業の仕事内容や求める人物像を予測できれば、自分がどの点で会社に役立つのか、また、どの点について、足りたいのかが判断できるからです。

職務経歴書のマニュアルを少しアレンジして通用するのは、新卒と第二卒くらいまでです。

20代後半〜30代は、自身の経験と強みをよく理解し、応募企業でどのように役立てることができるかを具体的に主張できなければ、書類審査通過は厳しいと考えましょう。

【30代女性の職務経歴書】まず1つ目は『自己分析』

職務経歴書を作成する前に、まずは、『自分のこれまで〜現状〜これから』と『自分のアピールできる点(強み)』と『自分のネックになるポイント(弱み)』を明確にしておきましょう。

自己分析で明確にするべきことは3つ

  1. 自分のこれまで〜現状〜これから
  2. 自分のアピールできる点(強み)
  3. 自分のネックになるポイント(弱み)

『ん?この3つのフレーズ、なんか聞いたことあるな。』

と、思われた方は鋭いですね。笑

そうです。30代に限らず、自己分析(=自己理解)は転職ではセオリーと言えます。

『な〜んだ。なら知ってる。』ですか?

どちらにしても一度、『30代の今の自分で』ちょっとこの3つについて考えてみませんか?

この点をはっきり明確にしておくことが、結局、『書類審査通過後の面接対策』にもなるのですから。

逆に、この3つが明確になっていない方は、転職が上手く行かない場合が多いです。

そして、2つ目は・・・

【30代女性の職務経歴書】作成前にするべきこと2つ目は『企業分析』

30代女性が職務経歴書を作成する前にするべきこと、2つ目は『企業分析』です。

企業分析とは、『応募企業について詳しく調べる。』ということです。

以下は一例ですが、以下のような情報を持っておくことで、どこに焦点をあてて職務経歴書を作成すればよいかが見えてきます。

応募企業の以下の点に注目して調べてみる

  1. 事業内容:何から利益を得ている会社か?
  2. 会社の特色:同じ業界の他社の比べて、特徴的なこと。例えば、業界初で〇〇の仕組みを取り入れたとか。
  3. 創立年度:老舗か新参か?なぜ、老舗になるほど長く続く会社なのか?新参なら新しいビジネスモデルだったり、これから伸びる業界だったりしないか。
  4. 従業員数と年齢層と男女比:会社の規模や社風が分かります。
  5. 社長の年齢と理念:HPで必ずチェックすること。社長の年齢やどの世代かで、その会社で大切にされる価値観が全く違います。理念に何を上げているかで、その会社が何に重きを置いているのかも分かります。
  6. 支店・営業所・子会社・系列会社の情報:どこに支店があるのかで、どのエリアに強いのかや、力を入れているのかも分かる。どんな子会社を持っているのかで、どのような方向で会社を展開してきたか?また、この先の展望も予想できる。
  7. 株主:株主が会社の最高権限者です。これも会社によりけりです。社長や役員が株主の場合もありますし、上場会社なら、個人株主が一番保有比率が高いことも。基本的に会社は最高権限者の方を向いて経営します。
  8. 主要取引先:安定性や、業界での立ち位置が分かります。
  9. 業績:なぜ上がっているか、なぜ下がっているか?同じ業界の中ではどうか?
  10. 福利厚生や給与:同業界の平均的な福利厚生や給与と比べてどうか?育児休暇の利用度などは、自分が制度を利用するかより、どの程度女性が働くことに理解がある会社かということも予測できます。
  11. 自己資本率:経営の健全性が分かる。30%以上なら健全です。

自己分析はワリと自分のことなので、しっかりされている方もいらっしゃいますが、応募先の情報をおろそかにしている方が多いのも確か。

なぜ、応募企業を知ることが大切かというと、応募企業が求める人物像や、力を入れている部門、そして、募集する人材に求められるスキルが予測できるからです。

そのような点を理解できていれば、『職務経歴書の書き方マニュアル』なんかを見なくても、ベストな職務経歴書を作成できます。

なぜなら企業側が求めている人材像が見えてくると、自分の経歴のどの点がアピールポイントになるのかが分かるからです。

つまりその点を強調する内容の、職務経歴書にすればよいのです。

当然同時に、どの点が自分に欠けているのか?ということも分かりますので、そこを払拭できる(フォローできる)内容を記載できれば、かなり採用が近くなります。

30代女性の職務経歴書の『基本の書き方』

職務経歴書を作成する為に必要な情報を集めたところで、次は『基本の書き方』をおさらいしておきましょう。

  1. 職務経歴書のサイズは?枚数は?
    A4サイズです。1枚が基本ですが、30代くらいからは経歴が長くなることもあるので2枚にしてもよい。
  2. 手書き?パソコン?どちらで作成が正解?
    できるだけ、パソコンで『Word』や『Googleドキュメント』使用して作成しましょう。
    パソコンがない場合など、PC作成ができない場合のみ手書きで作成もOKです。
  3. 西暦と和暦どちら?
    どちらでもOKですが、履歴書と統一させましょう。
  4. 作成年月日・名前・年齢を最初に記入が必要。
    履歴書と必ずセットで見てもらえる場合ばかりではないので、独立した文章と考えて必要な情報を入れておくべき。
  5. ぎっしりもスカスカもNG。
    どうまとめるかで、書類作成能力もここである程度分かります。フォントや見出しなどを工夫しましょう。
  6. 一般的な基本フォームは3つ。
    時系列型(編年体と逆編年体)、職能型、複合型の書き方がある。(筆者おすすめは時系列型。)

30代女性の職務経歴書のサンプル紹介

30代女性が職務経歴書の作成の書き方は、時系列型がおすすめです。

なぜなら、30代ともなると経歴長くなり、経験もそれなりに多くなるためです。

というのも、貴方自身がこれまで、各企業でどのような職務をし、スキルを身につけたか?

また応募企業へ、どの点が貢献できるのか?ということを掲載するには、本人も、それを見る採用担当者も、時系列が一番理解しやすいのです。

例:30代女性の職務経歴書のサンプル

①社名や在籍期間を履歴書と同じにして、同じ順番で記載します。

こうすることで、履歴書にさっと目を通し、次に職務経歴書を見たときに、相手に素早く経歴の流れを伝えられます。

職務経歴書は内容が大切ですが、それと同じくらい『分かりやすい』ということも重要なのです。

②具体的にその会社の職務内容を明確にします。

どんな内容の仕事をしてきたかが分かれば、採用担当者はどのような点が自社で役立つスキルを持っているかということが想像しやすくなります。

ということで、項目を設けてはっきりと記載しましょう。

③『取り組み・成果・評価』の項目をつくって、思いきりPRしましょう。

なかなか自己PRってしづらいですよね。
でも、転職のときは、別と考えてください。アメリカ人にでもなったつもりで自己主張が必要です。

なぜなら採用担当者は、『私なんてとても・・・』という人に、大切な仕事を任せたいとは思いません。

『私にやらせてください!』と胸をはる人に任せたいと思うのは当然ですよね。

自己PRしづらいなら、しやすいように『取り組み・成果・評価』の項目を設けてしまいましょう。

この点では、成果はできるだけ具体的に記載すること。(数字を入れる。)
また、「応募企業で役立てることができるスキル」に重点を置いて、PRすることです。

転職経験が何度かある方なら、これまでの就業先での『取り組み・成果・評価』で、それぞれに役立てられるスキルを記載します。

【30代女性のケース別】職務経歴書の自己PR作成ポイント

職務経歴書を『書く前に準備するべきこと』と『基本的な職務経歴書の書き方』が分かってきたところで、最後に『職務経歴書の自己PRの作成ポイント』についてご紹介します。

サンプルには『自己PR』の項目を設けてませんが、職務経歴を記載した最後に『自己PR』を入れたい方もいらっしゃると思います。

その場合は、ご自身で項目を設けて記載してください。

入れるかどうか迷う場合は、職務経歴書に『自己PR』を入れるかどうかは、『履歴書の自己PR』と職務経歴書での『取り組み・成果・評価』の項目とのバランスを考えて決めましょう。

内容が重複してしまうなら無理に入れなくても大丈夫です。

30代は人によって働くバッググラウンドに差がある

冒頭でも触れましたが、30代ともなると、人によって置かれた状況はマチマチ。

もちろん応募する職種も、雇用形態も違います。

でも、どのような転職にしても、採用担当者が危惧する内容と対策はある程度予測できます。

つまり、どのようなことを企業側が危惧するかを、予測して対応できればよいのです。

そこがケース別のポイントです。

なぜなら、筆者自身がいろいろな転職ケースに携わってきて、また、自身の体験からそう思うからです。

『では、具体的にどのケースにはどの対策が必要なのか?』

そこを知りたいですよね。

ということで、以下で『30代女性』の『ケース別』でご紹介します。

自己都合により退社→正社員を希望

  • 前職でできずに、応募企業だからこそできる点を強調する。
    →この点に焦点を当てると、採用者の理解を得やすいから。前職になくて、応募企業だからできる点を探してみて。
  • 即戦力として貢献できることをアピールする。
    →30代は即戦力としての採用がほとんどです。できるだけ具体的に記入しましょう。
  • なぜ応募企業に入社したいのかを、明確に記載する。
    →この点も理解を得やすいですし、面接でもつっこまれることが多いので、先回りして記載しておくのが賢いですし書類通過しやすい。

倒産などの会社都合により退社→正社員を希望

退職については、職務経歴書では記載せず履歴書に記載します。例えば『業績不振のため、会社都合により退職』などと履歴書に記載します。

この期間の職務経歴書ももちろん、どんな職務内容であったかを明記するべきです。

逆にないと、良からぬ詮索を受けることになります。

ですので、職務内容はしっかり記入しましょう。
もちろん、応募企業に役立ちそうな経験があるならその点をアピールしましょう。

また、会社の業績の好転に努力したことや、またその経験が即戦力として活かせるという内容だと、逆にセールスポイントになります。

派遣社員→正社員を希望

例え志望動機が『安定した会社で長く勤務したいという理由』であっても、それは言わなくてもよいことです。(転職ではウソを言ってはいけませんが、どこにスポットを当てて主張するかは自由です。)

ですので、『派遣社員ではできなかった仕事が正社員ならできるから、正社員を目指すんです。』というスタンスで。(そんなことを勧めるのもヘンですが。vv)

もちろん職務経歴書では、派遣社員として培った実務能力を応募企業で活かせることを、できるだけ具体的に記載しましょう。

結婚→ブランクありの再就職(子供なし)

ブランクの期間も、仕事復帰へ向けて、自己研鑽を積んでいたことを明記します。『関連資格を取得した 』or『 取得する予定』があると、尚よし。

採用担当者は、30代女性の既婚者の採用に対して、『働くことに夫が協力的か?』という点と、『子供ができたらどうするのか?』ということを危惧しています。

ですので、その辺の危惧を払拭する言い回しでクリアしましょう。
例:『今後、生涯を通じてこの仕事に携わりたく存じます。』など。

さらに、この場合も『今後のキャリアビジョン』を明確に明記するとよいです。
例:『〇〇の職務を通して経験を積み、〇〇のポジションで〇〇の仕事に携わることが目標です。』など。

そうすることで、『目標を持って今後も長く仕事を続けてくれそうだ。』という判断に流れやすくなります。(→採用担当者の危惧を払拭できるということに。)

出産後→ブランクありの再就職(子持ちママ)

子持ちママの場合は、お子さんを預かってもらえる体制が整っていること。また、家族や周囲の理解を得ていることなどが採用の大前提です。

職務経歴書では特別この点において主張することはないですが、履歴書には記載するべき。

ここでも、ブランク期間中は、次の仕事へ向けての自己啓発を何かしらしていたこと(資格取得など)を、職務経歴書に記入しましょう。

もちろん、これまで積んできた貴方のキャリアを活かすことで、即戦力になることを具体的にアピールが必須です。

30代女性の転職の仕方ロードマップ

もし、もっと女性だからこその転職のコツを知りたい方は以下のメルマガで、ご紹介しています。

30代女性におすすめの国家資格

転職がもしスムーズにいかない場合は、『急がば回れ』です。

転職に有利になる資格や、収入が増える資格を取得して転職する方が結果的には成功する場合も。

また、未経験分野へシフトして転職をお考えの場合は、知識を補強する資格は必要不可欠です。

ということで、30代女性がこれから資格取得できる権威性の高い国家資格をこちらでご紹介します。

30代女性が人生をやり直す場合の方法とは?

30代からのキャリアチェンジは全く遅くありません。というか、人生100年時代に突入した今、皆が70代〜80代まで当たり前に働く時代がすぐそこまで来ています。

そう、60代で定年退職して老後を年金で暮らすというのは、すでに昔の話です。

これからは、時代に合わせてその都度必要なスキルを身に付けながら、転職しつつ収入を増やしていくというキャリアプランの方が自然なのです。

いろいろな収入源を得るスキルを今から身につけるべし!

また、本業だけにとらわれず、いろいろな収入源を持つこと(副業)も、足りない老後の資金を補うためにも必要です。

ということで、30代女性がこれから取得するのにおすすめの資格や在宅ワークスキルを以下の記事でご紹介します。

さいごに:30代女性の職務経歴書は自分にプラスになる書き方をえらんで!

いかがでしたでしょうか?30代女性の職務経歴書の書き方ついてご紹介しました。

また、後半では、自己PRをする際の『ケース別のポイント』もご紹介しました。履歴書とのバランスで記載内容を決めて下さい。

職務経歴書は『決まった書き方』があるのかと思いきや、よくよく調べると、そうでもありません。

要するに、自身のキャリアとスキルを分かりやすく記載すると同時に、自分の経歴を一番PRしやすいようにアレンジすればよいのです。

そこに、『相手に見やすく分かりやすくすること。』ということをプラスして考えればOKです。

ぜひこちらを参考にしていただき、採用を勝ち取ってくださいね。

みなさまのお役に立てば幸いです。

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