面接が決まったら対策するべきこと3つをご紹介
面接を受ける会社によって面接の試験内容は様々。
とはいえ、やはりどんな試験があってもパスする準備はしておく必要があります。
ということで、転職面接で比較的多く行われる3つの試験とその対策についてご紹介します。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
転職面接の勉強&対策は3つ
転職活動で面接に必要対策は3つ。
- SPI
- パソコンスキル
- 応募企業の情報収集と面接対策
1つめ SPI
『SPI』とは、その人の能力や、人となりを把握する目的で行われる、リクルートキャリアが開発した2つの『適正検査』のこと。
『性格検査』は正直に答えてよいですが、『能力検査』は試験対策が必要です。
具体的な試験の内容は、大きく分けて『能力検査』と『性格検査』の2つ。
能力検査と性格検査とは?
『能力検査』とは、働く上で必要となる基礎的な能力を測る検査です。
試験は『言語分野』と『非言語分野』の2種類の問題があり、言葉の意味や趣旨を正しく把握する能力や、問題を合理的に解くためのプロセスができるかどうかをみるもの。
対策が有効
この『能力検査』は検査といっても、算数の問題に近いものです。簡単なものもありますが、かなり難しい問題も。
もちろん、実力で解ければ問題ないのでしょうが、できない場合は問題集で対策が必要です。
問題集を1、2冊やっておこう
1、2冊、問題集を解いておくと、本番の出来栄えが違います。ちなみに、企業によっては『能力検査』に英語の問題が出題される場合もあります。
本屋さんや、Amazon で対策問題集が沢山出ています。
『性格検査』については、1つの質問に対し2択で答えるもの。30分で300問に答えます。こちらは、対策なしで素直に答えればOKです。
『SPI』は4種類の受検方法があるので注意!
パソコンで受検する場合は、次の問題に進むと、前の画面に戻れなくなるなど、少しテスト形式に慣れておく必要があります。
自宅で受検する場合は、スマートホンからの受検はできませんので気をつけましょう。
SPI開発部が作成したオリジナル問題「言語・非言語Webテスト」を試しに受検することもできます。ただし、一定期間内に一度だけなので、タイミングをみて受検しましょう。
- Webテスティング:ネットに繋がる環境のあるパソコンで受検する方法
- テストセンター:リクルートキャリアが用意する会場のパソコンで受検する方法
- ペーパーテスティング:応募先の企業で、マークシート形式で受検する方法
- インハウスCBT:応募先の企業のパソコンで受検する方法
参考
2つめ パソコンスキル
2つめの『パソコンのスキルチェック』は、実際にパソコンを利用した試験。書類を作成したり、ブラインドタッチの測定(どれだけ早く正しく入力できるか)も企業によってはあります。
どんなに就職先が事務系でなかったとしても、必ず今の時代、仕事でパソコンは使います。
特に、40代以上の方は働いている途中に、パソコンが普及し始めた世代です。なんとなく、使えるけど、正しい方法を知らない方も多いのでは。
そんな場合は、やはり事前に勉強しておく必要があります。
おすすめのパソコンスキルチェック対策
勉強の仕方は、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格取得のための勉強をするのがよいでしょう。
全部で5科目ありますが、最初勉強するのは『Word』と『Excel』のみでOK。
練習用のパソコンソフト付きのテキストが市販されており、独学も可能です。1ヶ月〜3ヶ月くらいの期間が必要です。
逆に、これまで仕事でパソコンを利用していた人は、勉強の必要はないかもしれません。
正社員での採用を目指す方は、どの業界にも通用しますので、持っておいた方がよいです。
参考
3つめ 応募企業の情報収集と面接対策
3つめの『情報収集と面接対策』は、受ける企業の情報だけでなく、業界の動向や最近のニュースなどの情報収集。
さらに実際に面接する際の質問の答えを準備し、スムーズに答えられるようにしておく必要があります。
ということで、この3つの対策についてそれぞれ詳しくご紹介します。
面接の対策は、やり始めるときりがありませんが、『情報収集』と『面接のロールプレーイング』はしておいた方がよいでしょう。
情報収集
面接の際の雑談で、現在の業界の状況が話題になることも。その辺りは、ネットや情報誌でチェックしておけばOK。
中途採用で応募職種の情報にうといと、どんなに良い職務経歴書を作成しても、効果半減です。即戦力にならないと、判断されてしまうのかもしれません。
応募企業のホームページや企業理念を必ずチェックを
また、会社のホームページや、出版物などがあれば、必ず読んでおきましょう。面接の際、応募企業のホームページの内容について詳しいと好印象です。
とはいえ、どのような職種や雇用形態であっても、最低限の常識や、今の世の中の状況などは知っておきたいので、新聞などは普段から読んでおいた方がよいです。
面接のロールプレーイング
まずは、自己紹介と自己PR、志望動機などは、先に応募企業向けに作成して、声に出して言えるようにしておきましょう。
といっても、一字一句間違えないように覚えるのではなく、言い回しやフレーズに慣れておくことが重要です。
現役で同じ業界へ転職する場合は、この辺りは大丈夫かもしれませんが、ブランクありや、働く業界が変わる場合は必須です。
ちなみに、自己紹介と自己PRは違います。こちらの40代女性【転職面接】自己紹介と自己PRの使い分けの仕方を参考になさってみてください。
ロープレとは?
ロールプレーイングとは、実際に近い状態で、動きを交えて再現してみること。
自宅でよいので、できれば机と椅子を準備して、実際に入室するところからやってみましょう。
具体的な面接対策
まずは、転職面接には流れがありますので、【転職/再就職の面接】流れとマナー で全体の流れを把握しておきましょう。
さらに、女性の中途採用に求められていることを心得ておけば、予想しない質問もかわせます。
転職面接 採用者がチェックする3つのポイントとは?を参考にしてみてください。
女性の中途採用 面接の対策3つをご紹介 まとめ
いかがでしたでしょうか。転職面接で必要な対策についてご紹介しました。
SPIも面接も、いまさら、付け焼き刃でなんとかなるものなのか、若干疑問に思っていましたが(笑)
実際にやってみて、100%やった方がいいと断言します。
ある程度、人には『慣れ』というものがあり、すること自体に慣れておくことは、緊張する場面で力を発揮するために、かなり重要だと実感したからです。
ぜひ参考にしていただき、採用を勝ち取ってくださいね。
こちらの記事が皆様のお役に立てば幸いです。