転職「強み&弱み一覧」とわからないときの解決方法(診断ツールあり)
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こちらでは、一般的にエントリーシート(職務経歴書)や履歴書などで、使うことができる強み一覧と、弱み一覧をご紹介します。
さらに、「自分の強みの見つけて、応募企業に重点的にPRする方法」もご紹介します。
「自身の特性」にあった「企業」を選ぶことが、ご自身の転職後の満足度も確実に上がります。
つまり、できるだけ本来の自分を上手にPRすることが重要。
もし、本来の自分が分からない場合も、探せるツールもご紹介します。
ぜひ、ご自身をよく知り、自分の長所を上手くPRにつなげて、希望の企業に転職しましょう!
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
転職の強み&弱み 一覧
以下では、転職の強みと弱みを一覧にまとめました。
強みは、自己PRに使うのはお分かりかと思いますが、弱みは、自分を把握することに使うことと、リフレーミングすることで、「強み」としても使えるということを知っておくと、面接でも使えますよ。
※リフレーミングとは、物事の捉え方や枠組みをかえることで、ネガティブなこともポジティブな特徴へ変換できるという考え方です。
転職の強み一覧
転職強み一覧 | 要素 | 説明 |
---|---|---|
コミュニケーションスキル | 論理的思考・明確な表現 | 論理的に考え、明確に表現する能力 |
客観性 | 冷静な評価 | 先入観や偏見を抑え、事実を冷静に評価する能力 |
感受性 | 他人の感情理解・集団雰囲気読解 | 他人の感情を理解し、集団の雰囲気を読む能力 |
表現力 | 効果的な表現 | 自分の考えを効果的に表現する能力 |
交渉力 | 他人の納得・目標達成 | 他人を納得させ、目標を達成する交渉能力 |
社交性 | 人間関係・協調性 | 人との関わりを楽しむことができ、協調性を持っていること |
主体性 | 自主的行動 | 自分で考え、行動を起こす能力 |
責任感 | 問題解決意識 | 問題が発生したときに、責任を感じ、解決に取り組むこと |
活動量 | 高いエネルギー・意欲 | 高いエネルギーと意欲を持って取り組むこと |
独立心 | 自立的行動 | 自分だけでも行動を起こし、目標を達成する意志を持っていること |
前向きな姿勢 | 前向きな意味付け・取り組み | チームの目標に対し前向きに取り組むこと |
創造力 | 新規アイデア生成 | 新しいアイデアを生み出し、既存の枠を超えて考えること |
チャレンジ精神 | 新しい経験・達成意欲 | 新しい経験や学びに対する好奇心と達成意欲 |
向上心 | 自己成長・スキルアップ | 自己成長とスキルアップを目指す意欲 |
冒険心 | リスク対処・新しいチャレンジ | リスクを取る勇気と新しいチャレンジに対する自信 |
変革力 | 改善意識・能力 | 状況やルールを改善する意識と能力 |
曖昧耐性 | 不確実状況対処 | 不確実な状況でも冷静に対処できること |
協調性 | チーム協力・役割理解 | チームの和と協力を重視し、役割を理解していること |
誠実性 | 真面目・信頼性 | 真面目で、信頼性と責任感を持っていること |
継続力 | 耐久性・目標達成 | 困難に直面しても諦めず、目標に向かって努力し続けること |
転職の弱み一覧
弱み | リフレーミングした言葉 | |
---|---|---|
1 | 理屈っぽい | 理論的である |
2 | 冷たい、クール | 客観的である |
3 | 敏感、ストレスに弱い | 感受性が豊か |
4 | 口だけで中身が伴わない | 表現力が豊か |
5 | ゴリ押し、圧が強い | 表現力が豊か |
6 | 孤独が苦手 | 社交的である |
7 | 自分勝手、自由すぎる | 自律的である |
8 | 自分を責めてしまう | 責任感がある |
9 | 暑苦しい | 活動量が旺盛 |
10 | 仲間に入ろうとしない | 活動量が旺盛 |
11 | 能天気 | 前向きである |
12 | ルールを重視できない | 前向きである |
13 | 飽きっぽい、すぐ別のことをする | 好奇心がある |
14 | 欲求不満、喜べない | 達成意欲がある |
15 | 意味がわからないと動けない | 向上心がある |
16 | 向こう見ず、慎重でない | 冒険心がある |
17 | 言うことを聞かない | 変革力がある |
18 | きちんとしない、だらしない | 曖昧耐性がある |
19 | 同調する、流される | 和を重視する |
20 | 受動的、自分を出さない | 役割意識がある |
21 | 個を大事にしない | 貢献心がある |
22 | 強引、ワンマン | 統率力がある |
23 | 無思慮、慎重でない | 適応力がある |
24 | 鈍感、テンションが低い | 落ち着いている |
25 | 融通がきかない | 真面目である |
26 | 方向転換が苦手 | 継続力がある |
27 | バカ正直、嘘も方便がない | 正直である |
28 | 従属的、だまされやすい | 素直である |
29 | 遅い、曖昧さを許せない | 几帳面である |
30 | 頑固、考えを曲げない | 信念が強い |
自分の強みがわからないときは?転職成功のコツは2つ
転職を成功させるために大切なことは、『自分の強み(売り)』を知ることです。
良い条件で転職するためには、まず自分の『売り(強み)』を知ることから始まります。
そして、応募しようとする企業の職務内容がどのような内容なのかを、明確に理解することです。
ということで、できるだけ簡単に求人を見つけられるやり方をご紹介します。
1、診断ツールで自分の『売り(強み)』を知る
では『自分の強み(売り)』の調べ方をご紹介します。
『そんなのあるのか?』
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫です。
まずは、自分の経歴や特徴に『ハッシュタグ』をつけるなら、どんなタグがつくかを考えてみてください。
厚生労働省が業務委託している職業情報提供サイト「job tag(じょぶたぐ)」のページを利用して把握します。(網羅性が高く偏りがないので。)
- 「job tag(じょぶたぐ)」のページの「業種・職種を知る」カテゴリーから、自分の経験に当てはまるものを探します。
- それがご自分のタグであり、強みとなります。
自分の経歴にタグをつけるならどんなタグがつくのかを考えることを、キャリアコンサルタントが実施するキャリアガイダンスでは仕事の棚卸しといいます。
仕事の棚卸しが、転職の最重要ポイントである「自己理解」へとつながります。
ポイントは、経験を業種や職種をタグで把握することです。
自分の売り(強み)を知る手順
自分の経歴や経験にタグを付けてみましょう。
タグ付けで知っておきたいマーケティング用語
ここで「最近重要視されているマーケティング用語」について補足します。
それは、これまでの自分の経験してきた仕事は、BtoBであったかBtoCであったか?という視点です。
- BtoB・・・企業から企業へのサービス
- BtoC・・・企業から消費者(個人)へのサービス
- CtoC・・・個人から消費者(個人)へのサービス
なぜそのような視点が大事かというと、
例えば、BtoBの経験がある方が転職を考える場合、業界や職種が変わっても、「BtoBの経験」ついては経験者であり、強みになるからです。
経験だけでない自分の強みもある
自分の経験がどの業界のどの職種で、どのようなポジションであるかが分かれば、まずそれがあなたの強みです。
そして、強みはそれだけではありません。
そこに、これまでに取得した「スキル(資格)」や「経験」、「あなたならではの持ち味である行動特性」も掛け合わせることができます。
具体的には、以下の内容となります。ちなみに、行動特性は最近流行り?の『コンピテンシー』と言う言い方も含まれます。
※コンピテンシーとは、職務や役割において「優秀な成果を発揮する人に共通する行動パターン」のこと。社内の人材育成や評価基準、採用面接などに活用されています。
- スキル(資格)・・・英語・簿記・プログラミング・ライティング、そのほか資格etc
- 経験・・・マネジメント・リーダー・新規営業・転勤・異動・昇進・実際に企業内での課題に対して何かしら解決をしたという経験etc
- 行動特性・・・コミュニケーション能力・チームワーク・共感力・継続力・情報収集力・状況把握・自己客観視・主体性・タフさ・柔軟性・プレゼン力・傾聴力・人材育成・計画力・フォロワーシップ、コンピテンシーetc
自分の売りや強みがなんとなく分かってきたところで、
次は、自分が応募しようとしている、もしくは、応募したい仕事について明確に理解しましょう。
2、応募しようとする企業の職務内容がどのような内容なのかを明確に理解する
仕事の内容を理解するのにも先ほどと同じ「job tag(じょぶたぐ)」の「業種・職種を知る」カテゴリーでタグづけしてみてください。
そして、その仕事についたタグ以外にも、どのような人材が最適かを想像してみましょう。
また求人の「募集要項」に記載されているのはどのような内容でしょうか?
応募したい「企業のホームページ」はどのような内容でしょうか?
社長のコメントや企業理念なども見てみましょう。
その求人の最適な人材に近づくために、自分にはどのタグが合致するのか?逆に足りないタグは何か?
もし、応募したい求人を見て、足りないタグがあった場合は、スキルを身につけて補強する方法も考えてみます。
企業理解に参考になる視点を以下に掲載しておきます。
- 事業内容:何から利益を得ている会社か?
- 会社の特色:同じ業界の他社の比べて、特徴的なこと。例えば、業界初で〇〇の仕組みを取り入れたとか。
- 創立年度:老舗か新参か?なぜ、老舗になるほど長く続く会社なのか?新参なら新しいビジネスモデルだったり、これから伸びる業界だったりしないか。
- 従業員数と年齢層と男女比:会社の規模や社風が分かります。
- 社長の年齢と理念:HPで必ずチェックすること。社長の年齢やどの世代かで、その会社で大切にされる価値観が全く違います。理念に何を上げているかで、その会社が何に重きを置いているのかも分かります。
- 支店・営業所・子会社・系列会社の情報:どこに支店があるのかで、どのエリアに強いのかや、力を入れているのかも分かる。どんな子会社を持っているのかで、どのような方向で会社を展開してきたか?また、この先の展望も予想できる。
- 株主:株主が会社の最高権限者です。これも会社によりけりです。社長や役員が株主の場合もありますし、上場会社なら、個人株主が一番保有比率が高いことも。基本的に会社は最高権限者の方を向いて経営します。
- 主要取引先:安定性や、業界での立ち位置が分かります。
- 業績:なぜ上がっているか、なぜ下がっているか?同じ業界の中ではどうか?
- 福利厚生や給与:同業界の平均的な福利厚生や給与と比べてどうか?育児休暇の利用度などは、自分が制度を利用するかより、どの程度女性が働くことに理解がある会社かということも予測できます。
- 自己資本率:経営の健全性が分かる。30%以上なら健全です。
ということで、応募しようとする企業の職務内容がどのような内容なのかを明確に理解することの方法をまとめますと
- 「job tag(じょぶたぐ)」の「業種・職種を知る」カテゴリーで当てはまるタグをいくつか挙げる
- 具体的な応募したい求人の「募集要項」から求められるスキルや人材を想像してみる
- 自分のタグと希望求人の、「募集要項」から求められるスキルや人材に自分がどの程度当てはまるかを見てみる。また、足りないところをどうフォローするかも考える。もし、あまりにもかけ離れていたら他の求人も探す。
いかがでしょうか?
なんとなくでも、「自分の売り(強み)」の探し方と、「職務内容や企業を理解する」方法について、どのようなことをするべきかが分かってきましたか?
この2つがある程度正確に理解できれば、自己PRや志望動機などの対策もできます。
以下では、具体的にどのような求人があるかを見ることができる「求人サイト」を掲載しておきます。おすすめの求人が探せるサイト
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職が成功するために必要な、自分の強みの把握の仕方や、採用に有利になる求人の選び方についてご紹介しました。
まずは、ご自身のこれまでの経歴やその仕事で得てきたこと、また、自分の性格や特徴などを整理しましょう。
これまでの経験や立ち位置が分かれば、自分がどの求人なら採用されそうかが見えてくるはずです。
ぜひ参考にしていただき、希望の仕事を見つけてくださいね。
こちらの記事が皆様のお役に立てば幸いです。