調剤薬局事務の仕事って?医療事務や介護事務との違い
調剤薬局事務ってどんな仕事?
医療事務や介護事務と何がちがうの?
「調剤薬局事務」の仕事と資格のご紹介です。
また、「医療事務」・「介護事務」との違いも併せてご紹介します。
筆者自身の経験も踏まえつつ、キャリアコンサルタントとしての見解も交えてご紹介します。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
調剤薬局事務の仕事内容。
調剤薬局事務の仕事は主に3つです。
- 調剤薬局での受付業務。
- レセプト(調剤報酬明細書)を作成する業務。
- 会計業務。
1、調剤薬局での受付業務。
調剤薬局の受付にいらっしゃった患者さんの対応をします。
患者さんと、薬剤師の橋渡し的な役割を担うのが仕事の1つです。
2、レセプト(調剤報酬明細書)を作成する業務。
患者さんの負担する金額と同時に、加入している保険組合などへの請求額の算出、調剤した薬剤師の技術料、薬剤料などのレセプト(調剤報酬明細書)を作成します。
3、会計業務。
お金の受け取りと領収書の発行などの会計業務。処方箋や患者情報などの入力業務もこなします。
調剤薬局事務と、医療事務や介護事務との違い。
基本的には、『調剤薬局事務』は、『医療事務』や『介護事務』の仕事内容と大きくは変わりません。(レセプト作成業務・患者さんの受付対応・会計が主な仕事内容。)
大きな違いは、『身に付ける知識』と『働く場所』です。
とうことで、簡単に以下に、違いをまとめてみました。
調剤薬局事務 | 医療事務 | 介護事務 | |
働く場所 | 調剤薬局(病院内も含む) | 病院、個人クリニックなど | 介護施設 |
給与 | 16万〜30万くらい | 15万〜21万くらい | 16万〜23万くらい |
資格難易度 | ★★★ | ★★★★ | ★★ |
勉強する知識 | 薬剤分野が主 | 医療分野全般 | 介護分野が主 |
最短資格勉強期間 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 4ヶ月 |
※あくまで目安です。地域や仕事の内容によって提示外の場合もあります。
ちなみに『医療事務』は受験者数が5万人いるのに対し、『調剤薬局事務』の資格受験者数は、2,000人前後と言われています。
調剤薬局事務資格には民間資格の種類が色々ある。
『調剤薬局事務』の資格に、国家資格はなく、全て民間資格となります。
では、民間資格でそれぞれ何が違うかといえば、『認定する団体が違う』ことといえます。
ということで調剤薬局事務の資格試験を行っている7団体と、その資格について別ページで詳しくご紹介します。
調剤薬局事務の『資格取得をする前に知っておきたいこと』なども併せてご紹介します。
調剤薬局事務の資格を7つ比べました
医療事務の資格についてはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。調剤薬局事務の仕事についてや、医療事務、介護事務との仕事の違いについてご紹介しました。
医療分野や介護分野の事務の仕事は、今や主婦に人気の仕事となりました。
資格取得する人も増え、転職も以前に比べて厳しくなりつつあります。
また、今後さらに自動化が進めば、簡単な仕事はなくなります。ということで、高い専門性を身につけて行く必要がありますね。
ぜひ参考にしていただき、よりよい転職をなさってください。