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保育士の職務経歴書の書き方を、サンプルを交えてご紹介します。
職務経歴書は新卒以外の就職活動には、必ず必要です。
そして例え1年しか働いた経験がなかったとしても、付けるのがおすすめです。
なぜなら履歴書では分からない『具体的な経験』や、『携わった職務内容』を、採用担当者にしっかりPRできるからです。
ということで、筆者の沢山の方の職務経歴書を拝見した経験と、キャリアコンサルタントとしての見解も交えながらご紹介します。
よろしければ、参考にしてみてください。
まずは、職務経歴書を作成する上で、一般的な常識を知っておきましょう。
職務経歴書は、履歴書では分からない、『具体的な経験』や『携わった職務の詳細』を採用担当者にPRするものです。
職務経歴書には履歴書のような決まった形式はなく、自由にレイアウトや項目をつくって作成してOKですが、基本のタイプが3つほどあります。
職務経歴書で利用される一般的な3タイプ
また、職務経歴書に『入れるべき項目』もある程度あります。
例えば、『どんな部署で』、『どんな業務を』、『どんな方法で』、『どれくらいの量をこなしてきたか』ということをできるだけ具体的に記載することが重要です。
どのパターンを選ぶかは、ご自身の経歴に合わせてチョイスします。
ちなみに、こちらのブログ『ソフィー』で、保育士の方におすすめしているのは、時系列型に職能型をプラスした『複合型の書き方』です。
おすすめの複合型の書き方については、後ほどサンプルと伴に詳しくご紹介します。
まずは、基本3パターンの違いを、簡単に見てみましょう。
市販の職務経歴書の書き方です。編年体式とも呼ばれる時系列型のスタイルです。
書き方ポイント
メリット・・・採用担当者にあなたの経歴を分かりやすく説明できる。
デメリット・・・強弱がつけにくいので、アピールポイントが分かりにくい。
適性や職務能力をPRしたい方や、異業種間で転職した人におすすめ。
書き方ポイント
メリット・・・自分の経歴の中で、有利な点にスポットを当ててPRできる。
デメリット・・・キャリアが長く、職務内容が多岐に渡る人でないと使えない。
時系列型と職能型を一緒にしたのが複合型です。この書き方は、自分にも相手にも分かりやすい。
それぞれの職務経験の中で、応募する企業に有効な経験を拾ってPRすることができます。(おすすめの書き方)
書き方ポイント
メリット・・・分かりやすい上に、応募企業で使える経験を積んできたこともPRできる。(経験や成果があまりなくても、自分が職務の中で気をつけたことや、力を入れたことを記入すればOK。)
デメリット・・・自分のどこを売り込めば採用になるかを、ある程度理解している必要がある。(→そこを理解して職務経歴書を作成することで、採用に近づけることが可能。)
基本の3パターンがなんとなく分かったところで、次はおすすめの『3,複合型の書き方』をご紹介します。
上述の通り、複合型は、履歴書と同じ編年体(古い順)で記載するので、履歴書をさっと見て、すぐに採用担当者が理解しやすいのです。
そして、それぞれの就業先で、具体的な職務内容を明記し、さらに今回の応募施設で、PRできる点を強調して記載することが可能。
そうすることで、相手にも自分にも『分かりやすく、しっかり売り込める職務経歴書』を作成することができます。
それでは、書き方について、①から順にご紹介していきます。
必ず最初の部分に『職務経歴書』と表題を入れましょう。
日付は、面接日を入れます。(面接で持参する場合。)郵送する場合は、発送する日付に。
『事業内容』から順に項目を設けて記載していきます。
【事業内容】
在籍していた企業の事業内容
【雇用形態】
採用されていた雇用形態(パートや派遣社員など)
【所属】
所属していた部署や施設
【担当業務】
自分が職場の中で、どのような役割を担っていたかを記載します。
【職務内容】
実際にあなたが実行していた仕事を具体的に記載します。ですので、担当外のこともしていたら、こちらに記載します。
【取り組み・成果・評価】
応募企業でPRになることを強調します。できれば、数字を使って具体的に『◯%UPした』などと入れるのが望ましいです。ですが、そういった成果がもしなくても、『尽力した』や『努力した』『積極的に行った』などでも全く問題ありません。
就業先ごとに、まとまった形で記載し、尚且この内容は、履歴書と相互性をもたせて記載する。
職務経歴書でパートとしての職務内容を、正社員と同じように記載します。
『履歴書』には『一身上の都合により退職』と入れますが、職務経歴書では、結婚、出産、倒産、介護、転居、病気などの理由ならば記載しましょう。
(もし、残業が多いとか、人間関係がイヤとか^^; ネガティブな自己都合に含まれる退職なら、退職理由を明記する必要はありません。)
もし、今離職中ならば、資格取得やセミナー参加など、次への就職へ向けての行動を起こしていることを入れると好印象です。(入れなければいけないワケではない。)
各就業先の【取り組み・成果・評価】でPRしたことを、ここでまとめてもう一度自己PRします。
ボリュームは、スペースを配慮して決めます。とはいえ、あまりダラダラ書くと、『要点をまとめられない人』という判断をされかねないので気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか。保育士の方へ向けて職務経歴書についてや、おすすめの記入方法をご紹介しました。
職務経歴書は、形式的な履歴書では分からない自分の携わった職務内容を書面で説明するツールです。
ですので、働いた経験があれば、履歴書に添付するのがおすすめです。
面倒かもしれませんが、職務経歴書を作成することで、面接でアレコレ説明することを省けますので、効率的に自分を売り込むことができるのですね。
ぜひ、参考にしていただき、転職を成功させてくださいね。