「今の仕事やめたい」と思ったら?3つの視点からの解決方法とメリット・デメリット
『苦労して入った会社なのに、もう辞めたい。』
ってこと、ありますよね。
『でも、今すぐ簡単に仕事を辞めて大丈夫なのかな?』という不安も。
ということでこちらでは、「仕事を辞めたいとお悩みの方へ向けて」
「転職エージェントのキャリアコンサルタント」、「フリーランスのキャリアコンサルタント」、そして「オカン」としての3つの視点から、その対応方法についてご紹介します。
色々な見方ができれば、突破口も見えてくるはず。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
注意:以下の症状がある方はまず医療機関へ!
もし今以下のような症状が続いている方は、最寄りの心療内科へまず受診を。
- 眠れない
- 食欲がない
- 些細なことで怒りやすくなる
- 頭が痛い
- 胃の不快感
- 便秘や下痢
- 感情を感じない
- 動作がゆっくりになる
- 反応が遅れる
- 死にたいと思う
とりあえず大丈夫そうなら、次へ進みましょう。
「今の仕事やめたい」と思ったら?3つの視点でみるメリット・デメリット
以下では、仕事を辞めたいと思った方へのアプローチとして
- 転職をすぐ考える。(→転職エージェント・ハローワークのキャリアコンサルタント)
- 辛い気持ちをまずは解決する。(→フリーランスキャリアコンサルタント)
- 経験者の意見をきいてから今後を考える。(→母・先生・先輩など)
の3つの方向からのアプローチ方法をご紹介するとともに、その解決方法のメリット・デメリットについてご紹介します。
キャリアコンサルタントとは?
キャリアコンサルタントとは、キャリア形成や職業能力開発などに関する相談・助言を行う専門家で、「職業能力開発促進法」によって定められた「国家資格を持つ者」のことを指します。
キャリアコンサルタントは、ハローワーク、大学内の就職支援室、転職エージェントなど様々な場所で働きます。ただし、置かれた立場により対応が変わりますので、その点を理解してサービスを利用しましょう。
つまり、転職エージェントで働けば、会社の利益のために自分の相談スキルを活かして働きますし、ハローワークのキャリアコンサルタントは、相談も受けますが、仕事を斡旋することがハローワークの役割なので、じっくり相談者の気持ちに寄り添うような相談はできません。
ですが、フリーランスのキャリアコンサルタントは、あなたの不安や悩み、価値観、生活のバックグラウンドなどを加味して、相談を受けますので、必ずしも転職を進めるようなことはしません。
逆に必要であれば、「提案」というかたちで転職を進めることはあります。
ということで、実際にそれぞれの相談がどのように違いや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
❶転職エージェント・ハローワークのキャリアコンサルタントの解決方法メリット・デメリット
転職エージェントやハローワークのキャリアコンサルタントやとして、仕事を辞めたいと相談を受けた場合は、やはり転職を勧めます。
特に転職エージェントは、人を紹介することで紹介企業から報酬を得るシステムですので、当然といえば当然。
「仕事を辞めたい」には、色々な理由がありますが、キャリアガイダンスを行いながら、本人の希望や適正に合った企業を紹介します。
転職する解決策
「仕事を辞めたい」理由には、単に本人の特性と仕事の不一致場合もありますし、キャリアの見直しをすることで、新しいビジョンを見出せ、転職することで解決する場合もあります。
この方法が合っている人
転職をすぐ考えることができる人。
メリット | デメリット |
---|---|
スムーズに移行できる。 | 本人の希望の仕事や、新たなキャリアビジョンへ仕事を辞めたいと悩む原因が仕事だけでなかった場合、次の職場でも同じことを繰り返すことがある。 |
❷フリーランスキャリアコンサルタントの解決方法のメリット・デメリット
フリーランスのキャリアコンサルタントの立場でもし、仕事を辞めたいという相談を受けた場合、「ご自身の今の気持ち」に一番スポットを当ててお話を伺います。
ですので、転職をしたいとご本人からお申し出があればサポートします。
ですが、一番の目的は、相談者の人生にとって一番よい選択を選ぶこと。
ですので、必ずしも転職が解決策にはなりません。
今なぜ悩んでいるのか?なぜ辛い気持ちなのか?という点を丁寧に伺っていきます。
そうすることで、相談者が自発的に次の展開(それが転職ではなかったとしても)を選択できるよう支援していきます。
辞めたい気持ちに焦点を当てる解決策
仕事を辞めたい辛い気持ちの根本的な原因を重視します。
私が対応したケースで多いのは、仕事を辞めたい、会社の人とうまくコミュニケーションできないなどの場合、
職場の問題ということより、ご本人の問題である場合が多いと感じています。
例えば、仕事が楽しくない→話をずっと伺っていくと「家族とうまくコミュニケーションが取れない」という全く違う悩みが顕在化することも。
結局、根本的な問題解決がない場合、転職してもまた同じところでつまずくことが多くなるため、もっと本質的な点に向き合って乗り越えていきたいと考える方に。
この方法が合っている人
辛い気持ちをまずは解決したい人。
メリット | デメリット |
---|---|
根本的な原因に気づくことができる。 | 問題解決に時間がかかることも。 |
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❸母としての解決方法のメリット・デメリット
ここまで、ざっくり転職エージェント、キャリアコンサルタントと産業カウンセラーそれぞれの視点で「仕事を辞めたい。」という相談を受けた時の対応策をご紹介しました。
ここから下は、50代である筆者が娘へ向けて言う内容です。
ですので、単に「どっかのおかんの意見」としてお読みください。
もし、私の娘が仕事を辞めたいと言ったら・・・
私ならこう言います。
「とりあえず1年は続けてみれば。」
もちろんこれは、ブラック企業であるとか、ウツなどの危機的状況にない場合です。
とりあえず1年続ける解決策
理由は、社会人として必要な常識を身につけるために、またその後のキャリアを見据えた場合にも、社会人としての立ち振る舞い、感覚が必要だと思うからです。
「100年時代の人生戦略 ライフシフト」の著者 である 「リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット」は著書の中で、仕事の選択をするにはモラトリアム期(助走する期間)が必要だと訴えています。
ですので、本来は高校や大学を卒業したら、旅に出るとか、ボランティア活動をするとか、インターンシップ制度を利用するとか、色々なことをやってみて、ゆっくり生涯のやりたい仕事を決めるというのが一番ベストなのです。
ただ、このやり方は、完全ジョブ型社会であるアメリカだからできること。
現在、日本は年功序列制度が崩壊しているのにもかかわらず、ジョブ型にもなっていない移行段階です。
もちろん、企業に依存し続け、我慢をしながら仕事を続けるということを選択する必要はありません。
とはいえ、今後例えフリーランスや起業をするにしても、商売する相手はやはり世の中で働いている人。
社会人としての感覚や、常識は持っていて損はありません。
当然、もし転職をしてその他の企業で働くにも、社会人としての立ち振る舞いや常識は必要です。
ということで、イチオカンとして言うなら、
「とりあえず働いて、社会人としての一般常識を身につけなさい。」です。
また、その会社で身につけられることが他にないかという点もポイントです。
今の仕事の中で、次の転職をする際に、職務経歴書にかけることを身につけましたか?
もし、もう学べることはないというなら、転職を考えてもいいかもしれません。
ですが、もし、まだ何かあるのなら、そこは頑張って乗り越えてみるのもありかも。
この方法が合っている人
経験者の意見をきいてから考えたい人。
メリット
企業人としての常識をみにつけられる。
今後の経歴に売り込める経験を積むことができる
デメリット
我慢して仕事をつづけるのはつらい。
そんな場合は、やはりフリーランスのキャリアコンサルタントに相談してみては。
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この方法が合っている人
経験者の意見をきいてから考えたい人。
メリット | デメリット |
---|---|
企業人としての常識を身につけることができる。 | 1年間我慢して仕事を続ける必要がある。 |
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まとめ
いかがでしたでしょうか。「仕事辞めたい。」という場合の3つの対応方法とそのメリット・デメリットをご紹介しました。
一番よいのは、この先のキャリア設計をし、希望に合った仕事を得ることです。
ですが、あまりに今の仕事に消耗しきっていると、視野が狭くなり、転職やそのほかの先のことが考えられなくなってしまうこともあります。
また、いろいろやってみたいんだけど、ぶっちゃけどうなの?
という場合もあると思います。
ですので、イチオカンとしての見解もご紹介しました^^;
ということで、
- 転職をすぐ考える。
- 辛い気持ちをまずは解決する。
- 経験者の意見をきいてから今後を考える。
という3つの解決方法についてご紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、ご自身にとってより良い選択をしてください。
こちらの記事が皆様のお役に立てば幸いです。