【履歴書の基本の書き方】キャリアコンサルタントのアドバイス入りでご紹介
こちらでは、履歴書の基本の書き方と履歴書作成の素朴な疑問 Q&Aについてご紹介します。
履歴書には基本の書き方があります。
例えば、丁寧に書くこと。誤字脱字がないこと。もちろん修正液はNG。
使いまわしはしないとか・・・^^;
ということで、履歴書の書き方の基本をご紹介します。
キャリアコンサルタントとして、また多くの採用に関わった経験からのアドバイスも参考にしてみてください。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
基本の履歴書の書き方
まずは、基本の履歴書の書き方をざっくりご紹介します。
注意すべき点は、『基本』は必ず押さえるということ。
ですので、誤字脱字や年月日の間違いなどが『ない』ということが重要。
そして『丁寧に書く』というのも鉄則なのです。
そんなところで、『社会人としての常識があるか?』『熱意があるか?』ということが読み取れるからです。
もし、雑な履歴書だと?
想像してみてください。10通ある履歴書。
7人が丁寧に書いていて3人が雑な書き方なら、その3人の履歴書は省かれるのが想像できますよね。
雑な書き方だと、採用者としては『真剣でないのかな?』『とりあえず出した履歴書なのかな?』『こんな雑な書き方や間違いだらけなら、仕事の完成度も低いな。』と採用者は判断するのです。
でも、字が達筆でなくても大丈夫。
ものすごく当たり前を繰り返しますが、履歴書は手書きで『一生懸命に、間違いなく、丁寧に』書きましょう。
丁寧に一生懸命書いたものは、読み手にもちゃんと伝わっています。
『自己PR』や『志望動機』は別
『へ〜そんなんでいいの?』
なんだか拍子抜けしますが、履歴書は突飛なことはしなくてよいのです。
但し、『自己PR』や『志望動機』の内容が重要です。
逆に自己PRを工夫できるのはこの部分だけですので、しっかり内容を練る必要があります。
自己PRや志望動機の内容については、別ページでご紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。
履歴書の基本の書き方をご紹介する前に、『履歴書の疑問あるある』を、解決しておきたいと思います。
仕事スキルのPRは、職務経歴書でします。
履歴書:例(左半分)
①日付
「令和」など年号を使っても、西暦を使ってもどちらもOK。但し、履歴書と職務経歴書と、全体で統一しておくことが鉄則です。
②名前
戸籍上の名前を書く。名字と名前に少し間を空ける。ふりがなは「平仮名」で書かれていれば「ひらがな」。「片仮名」なら「カタカナ」です。
③写真
面接に行く時と同じように、髪型もお化粧も服装も整えます。中途採用でも同じです。アクセはNG。髪の色も自然な黒や茶色に。
写真の後ろに名前を念の為に記入しておく。
写真は、『とりあえず付けとけばいいかな?』と思いがちですが、面接オファーを出す際のかなり重要ポイントになりますので、気合いを入れて作成を。
面接に行くときと同じ服装、メイク、髪型で、写真屋さんで撮ってもらいましょう。
④住所、電話、メールアドレス
住所は略さず住民票通りに。電話は1つだけ記載なら携帯番号を。
メールアドレスは、今いる会社のものはNGです。PCアドレスがのぞましいです。(添付ファイルなど、容量の多いメールが受信できないことがあるので。)
⑤学歴
一行を使い「学歴」と真ん中に合わせて記入してから始める。
高等学校入学からでOK。学部や学科、専門科目などは、略さず正式名で明記する。
中退や休学した場合は「中途退学」と正式名称で記載する。また「家庭の事情により」など、簡潔に理由を記入しておくと、面接で突っ込まれにくい。
統廃合や名称変更で学校名が変わった場合は、在学当時の名称の後にカッコ書きで現在の名称を記入しておく。
⑥職歴
一行を使い「職歴」と真ん中に合わせて記入してから始める。
配属部署や担当業務も明記する。会社の事業内容や規模もできるだけ記載を。
在職中の場合は「現在に至る」や「退職予定」とする。
⑦「以上」を忘れずに。
最後の職歴の1行後に右寄せで「以上」と記入する。
履歴書:例(右半分)
⑧免許・資格
応募する仕事に関連のあるものを優先して記載するが、自己PRにつながるものや、守備範囲をアピールものであれば関連がなくても記載する。
自動車免許はあれば必ず記載する。(正式名称:普通自動車第一種免許)
挑戦中の資格については、取得予定時期も記載するとアピールになります。(仕事に関連する資格の場合。)
⑨志望の動機、特技、自己PRなど
自分を売り込めるところです。できるだけ、この欄が大きな履歴書を選んで9割は埋めましょう。
採用担当者も、この欄に注目しています。逆にこの欄がNGだと、書類通過しませんので全力で内容を考えて。
尚、『志望動機』と『自己PR』は若干意味が違いますので、理解しておきましょう。
- 自己PR・・・自分の特徴や、強み、ヒューマンスキルのこと。
- 志望動機・・・なぜその会社のその職種へ応募するのかを説明すること。
『得意な学科』『スポーツ』『趣味』『健康状態』などの欄がある場合は以下の点に注意しましょう。
『得意な学科』など、学生時代の情報を記入する欄がある履歴書を選んでよいのは20代前半までです。
得意な学科・・・できるだけ具体的に。仕事に結びつく科目ならPRになります。
スポーツ・・・できるだけ現在に近い内容を。どんな仕事でも体が丈夫なのはPRになります。
趣味・・・ストレス発散の手段を持っているということはPRにもなります。具体的な内容を入れましょう。ただし、アニメやゲームなどは、書かない方が無難です。
⑩本人希望欄
希望職や勤務地など、特に必要な場合は記載する。なければ、『貴社の規定に従います。』としておくのが一般的です。
とはいえ、どうしても必要な条件なら記入を。採用担当者は、その点を踏まえた上で面接オファーを出すかを考えます。
例:4歳の娘の幼稚園へのお迎えがあります為、16時までの時短勤務を希望します。それに伴います雇用形態の変更や減給などにも応じることが可能です。
素朴な履歴書の疑問 Q&A
Q: 履歴書って、ダウンロードしてプリントアウトしてもいいの?手書きでないとダメ?
Q: 学歴っていつから書くの?
Q: ブランクがあるけど、どうやって書くの?
さいごに:履歴書の基本の書き方
いかがでしたでしょうか?履歴書の基本の書き方をご紹介しました。
本人希望欄の使い方は、実際に私が転職の際に利用していた方法です。
6社応募して全て書類通過していましたので、有効かと思います。
繰り返しますが、履歴書は特別なことをする必要はありません。
但し、自己PR欄や志望動機欄は、しっかりアピールを。
また、これまでの自身の経験とスキルを売り込むのは、職務経歴書です。
ですので、必ず職務経歴書を付けましょう。