【20代】の自己PRのつくり方
そもそもですが、自己PRとは何でしょう?
ってゆーか、自己PRっの作り方って?
ですよね。^^;
ということで、まずは簡単に『自己PRとは?』についてご紹介してから、20代の方のつくり方についてご紹介します。
『自己PR』のつくり方が分かれば、履歴書も職務経歴書も面接も、『自己PR』については、みんな解決してしまいます。
ということで、まずは簡単に『自己PRとは?』についてのご紹介から始めます。
・キャリアコンサルタント【国家資格保有】
・産業カウンセラー【資格保有】
企業内で人事・スタッフ育成を担当した経験から、30代でキャリアコンサルタントの資格を取得。40代で人材派遣会社へ転職した経歴を持つ。→もっと詳しく
自己PRとは?
まずは、簡単に履歴書や職務経歴書、面接での
『自己PR』とは何か?
についてご紹介します。
簡潔に言えば自己PRとは、
応募企業での、自分の強み・貢献できる点・ヒューマンスキル を主張することです。
ちなみにヒューマンスキルとは、
協調性・柔軟性・向上心・発想力・調整力・表現力・交渉力・コミュニケーション能力・情報収集能力・指導力・判断力
などのことです。
ちなみに、ヒューマンスキルを自己PRに履歴書に記載したり、面接で述べるのもありです。
ですが、ヒューマンスキルだけでは足りませんので、気をつけましょう。
また、転職面接では『自己PR』ではなく、『自己紹介』をしてしまうパターンもありますので、違いをしっかり理解しておきましょう。
『挨拶』→『名前』→『志望動機や入社意欲など』→『結びの言葉』
ということで、もう一度『自己PRとは?』について、端的に申し上げますと、
自己PRとは、『私はあなたの会社で、こんな点でお役に立てる人材です。』ということを、アピールするんですね。
【20代】の自己PRのつくり方
前置きが長くなりました。^^;
では、具体的に『自己PRのつくり方』をご紹介していきましょう。
自己PRは、『自分が応募する会社で、どんな点で役立てるのか?』
ということを、念頭に置いて考えれば作れます。
もう少し、噛み砕いていうと
『自分がもし採用されたら、自分の経験がこんな点で役立ちますよ。』
ってことですね。
ですが20代の場合、『経験が浅い』や、そもそも『経験がない』こともありますよね。
20代だから『経験が浅い』や『経験がない』は当たり前
20代の転職では、『経験が浅い or 経験がない』は、当たり前なので、あまり気にする必要はありません。
なぜならば、採用担当者も20代からの応募で、『その筋のプロフェッショナルを採用できる』とは思ってないからです。
前職と次の職務内容との共通部分を探してみて
前職での『経験が浅い』場合でも、何かしらのPRできることがあるなら、どんなことでも拾って自己PRにしてOKです。
また『経験がない』場合も、全く社会人経験がないのでしょうか?
未経験の仕事でも大丈夫
応募する仕事の職務経験がないだけで、社会人経験が何かしらあるならば、全く問題ないです。
『これまでの社会人経験の中』で得たことから、応募企業の職務内容の中で、役立てることができる点を『自己PR』に使いましょう。
もし、全くの新卒の方の場合なら、学生時代の部活やサークル活動、これまでに学んだこと、アルバイト経験、ヒューマンスキルなどから、応募する企業での職務内容と関連づけて自己PRをつくります。
手順は3ステップ【20代の自己PR】
上述では、自己PRのつくり方を簡単にご紹介しました。
上述の内容で、理解できましたか?
『なんとなくは分かったけど、具体的にどうつくったらいいのかが分からない。』
まあ、そんな感じですよね。^^;
ということで、もう少しシステマティックに手順をご紹介します。
『20代の自己PRのつくり方の手順』は、以下の通りです。
- 応募する仕事の内容や、企業が求めている人物像などを調べる。
- 自分のしてきた仕事の内容を細かに書き出す。
- 1と2の共通する点を見つけ、2の中からピックUPして自己PRをつくる。
1〜3の内容について、それぞれご説明します。
1,応募する仕事の内容や、企業が求めている人物像などを調べる。
『自己PR』というと、自分のことについてばかり考えてしまいますが、一番大切なことは『採用する側の気持ちや考え』ですよね。
だって、採用担当者がに『この人を採用したい!』と思ってもらうことが目的なのですから。
となると、『自分が応募する企業の情報』が必要となってくるわけです。
例えば、
- 採用後の職務内容は、何をするのか?
- 募集要項に書かれた『求める人材』には何が書かれているのか?
- ホームページなどから、どんな価値基準を持って運営されている会社なのか?
などですね。
採用者がどんな人材を求めているのか?をとにかくできるだけ理解することです。
要するに、履歴書も職務経歴書も面接も、みんな何をするかというと、採用側が求める人材かどうか?ということをチェックするためにするのですよね。
ならば、
『採用側が求める人材』に自分を近づけて、『自己PR』すればいいのです。
転職活動でウソを言ってはいけませんが、どこにスポットを当てて自己PRすればよいのかは、自由なんです。
とりあえず、求人に出ていた例をご紹介します。
2,自分のしてきた仕事の内容を細かに書き出す。
次に、自分の経験や特徴について考えてみます。
よくあるのが、『特別、人に言えるようなことは、何も経験してないんですけど?』
ですね。
でも大丈夫です。
先程も申し上げましたが、『どこにスポットを当てて自己PRするかは自由』なんです。
とにかく、ご自身がこれまでの仕事の中でしてきたことを、どんなことでも良いので書き出してみましょう。
こちらも例をあげてみます。
- 店頭の清掃
→朝の清掃だけでなく、気になる箇所があったら、お客様がいないときに清掃してた。ワリと気を使っていたかも。 - 商品の棚出し
→忙しくなる前に棚出しが終了できるように、スタッフみんなで休憩時間を調整して時間をつくってた。 - 店頭での接客
→お客様が何を求めているのかを、話の中で察知しておすすめしてたかも。購入してくださった時は嬉しかったな。 - クレーム対応
→店長がいないときに、商品の返品に来た女性に困った。でも、対応できるのが自分しかいなかったから、とにかくお客様の話を聞いてひたすら謝った。 - PC資格
転職を考えて、とりあえず何か資格を取ろうと思って資格取得した。資格を持ってると職場で店長に話したら、あれこれ資料をつくらされた。
保持している資格
Microsoft Office Specialist Excel 365&2019 合格
Microsoft Office Specialist Word 365&2019 合格
3,1と2の共通点をみつけ、2の中から自己PRをつくる。
1と2を見て、あなたならどんな自己PRがつくれると思いますか?
少し一緒に検証してみましょう。
例えば、1の『求める人材』欄に掲載の内容』例にあった『周囲と協力しながら、主体的に業務を実施できる方』から予想できる職務内容は、
『営業担当やその他のスタッフと協力しながら、一つの目標に向かって職務を遂行していく仕事。』ということが予想できます。
ですので、採用担当者は、そのような経験がある人をまずは探します。
でも、いない場合がほとんどなので『未経験者歓迎』なんですよね。
では、2のような販売の経験があるならば、どんな『自己PR』をつくれるでしょうか。
前職でPCスキルに不安を持ち、在職中にマイクロソフトオフィススペシャリストの資格を取得しました。
資格取得後は、ショップの資料作りなども担当しておりました。それがきっかけで、PC業務に興味を持ちました。
また、販売の経験を積む中で、コミュニケーション能力を身に付けました。その経験から、相手の意図することを汲み取り、対応することができます。
また、緊急性が問われるクレーム対応など、指示がなくても状況に応じて、主体的に行動することも可能です。
私のこのような強みは、貴社の営業事務のお仕事に役立てることができると思い応募いたしました。
以上のようになります。
でも、これは一例ですので、別の書き方もあります。
例えば、『他のスタッフと協力して、業務を遂行していた点』を『自己PR』にしてもよいワケです。
正解はありません。
ということで、『自己PRのつくり方』を少しだけ、理解できましたか?
さいごに:自己PRは応募企業が求める人材を考えてつくろう
いかがでしたでしょうか。20代女性の自己PRのつくり方をご紹介しました。
繰り返しますが、自己PRは、応募企業が求める人材を想像して、それに近づけるように作成します。
ですので、応募企業によって違うでしょうし、また、巷にある『自己PRの例』も、そのまま使うことはできません。
結論としては、あなたにしかできない、応募企業にぴったりな『自己PR』でないと、書類通過もしませんし、採用にもなりません。
『えー』って言う声が聞こえてきそうですね。笑
ですので、自己PRの『つくり方』をご紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、転職を勝ち取ってくださいね。